ある日 突然、英文メールが… (2001.Mar.16)
ホームページ作りをサーチエンジンに登録・公開して、また相互リンクをしてもらいＷｅｂを広げていくと、見知らぬ人からＥメールをいただくことがあります。
昨年の７月、初めて英文でＥメールが届きました！ 短いものだったので、ＣＤ-ＲＯＭの辞書を引きながら何んとか読むことができました。
その方は、日本にお住まいのフィリピン人の女性で、中学１年生 １３才の娘さん 夕歩子さん（お父さんは日本人です）が作曲（８才から）と、ピアノ演奏をします。これまでにも老人ホームなどで施設慰問や、チャリティーコンサートなどの活動を自主的に行なっています。
「このような演奏活動で、もっとチャリティーに協力できないだろうか…」という内容のメールでした。
１０月に、私の地域では『福祉まつり』が開催されますが、タイムテーブルは既に決まっており、ステージの追加は難しい状況でした。
そんな中で、個人的お付き合いもある
大手自動車部品メーカーの 「企業内ボランティアグループ」
の
Ｋさんから、グループ発足５周年のイベントで行なう予定の『車いすバンド』によるチャリティーコンサートの開催が困難になり、困っているということを聞きました。
そこで、英文メールの件をお話ししたところ「やろう！」ということになりました。車いすバンドのリーダー桂吾さんの詩の朗読に、夕歩子さんが
アコースティック・ピアノのＢＧＭでのセッションという形です。
会場は、その部品メーカーの体育館です。 イベントの準備は進みましたが、夕歩子さんと桂吾さんの都合が合わず、一週間前に初めてのリハーサルを行ないました。
驚いたのは、その時、桂吾さんのオリジナル曲がカセットテープだけで譜面がなかったのですが、夕歩子さんは、しばらく曲を聴いていたかと思ったら、五線譜でもない普通のノートにスコアを書いてしまったのです。
『絶対音感』は話には聞いたことはありましたが、目の前で見たのは初めてで感動しました！
当日は、主催である「部品メーカー・ボランティアグループ」のみなさんを始め、地元グループ、福祉団体の参加で、大変にぎやかで楽しいイベント、コンサートになりました。
（２０００年１０月２９日開催）
一つのメールから始まり、大きなイベント・コンサートに発展して、たくさんの出会いも生まれました。
改めて、この流れを考えると「偶然」だけでは片付けられない、不思議なものを感じます。
1996)