落とし穴 & ひょうたんからコマ…?   2000.May.17

エレベータ全景・後部 5月10日、『交通バリアフリー法』の成立とは関係ありませんが、最寄りのJR駅のエレベータが3月に完成して初めて、電動車いすで電車に乗り、名古屋の「セントラルタワービル」へ行ってきました。

エレベータ入り口 

 案内役の名古屋の友だちの都合で、その日になったのですが、お目当ての一つ、そのビル内の有名デパート[TA屋]が定休日だったということで、大笑いでした

 しかし、それ以上のハプニングが
地元の駅で待っていました。

 朝、使った駅舎外の「送迎デッキ」のエレベータが、点検中で使えなくなっていたのです。(ボタンが「点検中」のシール等で封印されていました。)
電動車いすは、それ自体で80kg以上あるので、手動車いすのように、2〜4人の介助で階段を上がり下りすることは出来ません。送迎デッキから降りられなくなりました。付いて来てくれた駅員さんも駅舎外のエレベータなので、管轄外なのか点検は知らなかったようです。

送迎デッキの上部 その時は、送迎デッキの上で アマチュアのロックバンドが 「野外ライブ」をしていて、 100人程度の人が集まっていました。
 そして、その中の5〜6人の若い子たちが手を貸してくれたのです。

 これだけの人数(駅員さんもいます)でも、駅舎の2階からの、お城のような階段なので、降りる方だとは言っても大変だったに違いありません。

  ただ感謝です。

これまでの階段 

 このように、エレベータ等の設備が、突然使えなくなるのは非常に困ります。

 定期点検なら、ぜひ張り紙などで予告して欲しいと思いました。

 手を貸してくれた若い子たちは、みんな「金髪に近い茶髪」をしていて、一般的には、これまでは差別的に見られてきたのではないでしょうか?
 しかし、人が困っていれば、イヤな顔もせず手を貸してくれる『熱い心(soul)も持っているのです。普段から理屈では分かっているつもりだったのに、無意識の偏見を反省します。

エレベータ点検の予告表示


 後日、送迎デッキのエレベータを管轄している当該市に連絡したところ、下記のように回答をいただきました。(抜粋)

今後、当該駅前エレベータが不測の事情以外に、通常使用できない場合は以下の通り。

・定期点検(月1回)、所要時間1〜2時間
・ガラスの清掃(年2回) 7、12月を予定
・照明ランプの取り替え(年1回) 12月を予定

 上記作業日を、できる限り早く張り紙など知らせる。

 万一、点検作業中に遭遇した場合、作業員のポケットベル番号を記した表示板を出し、連絡を取れる体制とする。

  JRには、上記の措置について説明する。

以上 (2000.Jun.19 追加)


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